病気に効く言霊ってあるの?
・自分の病気を自分で治したいんだけど…
・感謝の言葉や気持ちが重要って聞いたことがある
・でも、それって病気の治療に役立つの?
・そもそも言葉に病気を治す力ってあるの?
と、お悩みではないですか?
まず結論から言います。
お願いですから病気になったら、医療機関を頼ってください。
私もスピリチュアルが好きな方なので、スピリチュアルに関するいろいろな記事や本を読むことがあります。
その中で、「言霊」に関する本も何冊か読んだことがありますので、言霊に関しては、ある程度の理解があります。
ですが、これだけは言わせてください。
「お願いですから、病気になったら医療機関を頼ってください」
スピリチュアルって万能ではないんですよ…。
なので、なんかおかしい(特に病気など)と感じたら、言霊に限らず、
・お祓い(祈祷)
・お札(護符)
・セミナー
などに頼らず、まずは医療機関を頼ってください。
これって当たり前のことなんですが、スピリチュアルにこだわりがある人に限って、何か問題があるとスピリチュアルに頼って対処しようとしますので、その結果、問題が長引いてしまうって場合が多いんですよ。
とはいえ、言霊には古代日本からの長い歴史があります。
なので、そういった長い歴史の中には、もちろん言霊の不思議な力が病気に効いた…なんて話も存在します。
でも、ちょっと待って!
これって、トーナメント理論で説明がつくかも…ということで本日の記事は、言霊が病気に効くのかどうか?について、トーナメント理論を使って分かりやすく解説していきますね~。
言霊は病気に効くの?
言霊は病気に効くかどうか?ですが、これに関してはトーナメント理論(人事経済学で使われるトーナメント理論ではなく、どちらかといえば確率論)で、ある程度説明が付きます。
これは、言霊ではなく「金運が上がる財布」で説明すると、わかりやすいかな。
ということで、まずはトーナメント理論をわかりやすく解説していきますね。
トーナメント理論とは?
昔、パチンコの攻略雑誌に「金運の上がる財布…これでパチンコも競馬も負けなし」みたいなとんでもないアイテムが紹介されていました。
しかも、この財布を使って実際にギャンブルで連勝した人の口コミ付きで…
でもこれって、トーナメント理論で説明がつくんです。
例えば、この財布を1万人が購入したとします。
そして全員がパチンコをして、このうちの30%がパチンコに勝ったとすると、
1回勝つ人:3000人
2回連続で勝つ人:900人
3回連続で勝つ人:270人
4回連続で勝つ人:81人
5回連続で勝つ人:24.3人
6回連続で勝つ人:7.29人
といった感じで、トーナメントで勝ち進んでいく人は一定数いて、その結果、母数が多ければ多いほど、成功体験談も多くなります。
これは、言霊も一緒だと思うんですよね…。
言霊って、古代の日本からある考え方なんですよ。
昔は、言葉に霊力が宿っていて、発せられた言葉の状態を実現する力がある、と信じられていました。
そういった信仰が日本に昔から根付いていたこともあり、その結果、
・いい言葉をよく使う
・悪い言葉はなるべく使わない
といったことを実践している人は、今でも多くいます。
言霊がある/なしに限らず、いい言葉を使う人と付き合いたいし、逆に、悪口ばかり言う人とは付き合いたくないですよね…。
そして、昔から信じられている「言霊」の中には、もちろん、成功体験談というものがあり、そういった成功談が長い歴史の中で語りつながれていった…ってところまでは割と簡単に推測できますよね。
でも実際には、長い日本の歴史においては、
・国内で戦争があったり
・飢饉があったり
・富士山が噴火したり
・当たり前ですが病気で人が死んだり
といった感じで、言霊の力をもってしても、何ともならなかった問題も数多くあります。
でもクローズアップして紹介されるのは、
・言霊の不思議な力で病気が治った
・言霊の力で戦争に行った家族が無傷で帰ってきた
・言霊の力で健康を取り戻した
といった成功体験談ですよね。
この辺をよく考えれば、「病気に効く言霊」があるのかどうか?については、答えが出ると思います。
言霊って、不公平だよね…
しかも、言霊って不公平ですよね。
以前の記事でも紹介したのですが、言葉には不思議な力がある…って、事故や生まれつきの障害などが理由で言葉が話せない人にとっては、差別的というか…迷惑な考えなんです。
なので、私は言霊に関しては、正直あまり信じていません。
ですが、言霊は古来日本から続く信仰の一つですので、無視するわけにもいきませんよね。
なので、私は、言霊に関しては、人間関係を潤滑にするための昔からの教えとしてとらえています。
・いい言葉をなるべくよく使う
・悪い言葉をなるべく使わない
って当たり前のことなのですが、これを意識して守るために、言霊という考えがあると私は考えています。
病気なら、まずは病院に行って
・もしかして病気かも?
・最近体調が悪いんだけど…
って場合は、まず最初に病院に行って診察してもらってください。
言霊とかお祈りとかは、「するな」とは言いませんが、後回しでいいんじゃないかな?
そして、なかなか病気が治らない…って場合でも、お祈りや言霊よりもまずは医療機関を頼ってください。
最近では、セカンドオピニオンっていうのかな?複数の医療機関に頼って初めて病気の原因がわかって、そこから本当の治療が始まった…なんて話もよく聞きます。
昔であれば、今ほど医療が発達していませんでしたので、その結果、
・祈祷をしたり
・お参りをしたり
・護符を使ったり
といった感じで、神秘的なものに頼るような形で体の不調や病気と向き合っていました。
そういった手探りの中で「言霊を使ったら、病気が治った」ってことも、長い歴史の中ではもちろんあると思います。
先ほど紹介した、トーナメント理論ですね。
母数が多いと、成功体験談も多くるんです。
ですが、今は昔と違ってとても医療が発達しています。
なので、病気になったかも…と感じたら、まず最初に医療機関に頼ってください。
言霊の背後にある本質
言霊に関しては、ある意味否定的な意見を書いてきました。
ですが、私はスピリチュアル的な考えは好きなので、そういった観点から言霊について考えてみましたので、その考えを紹介していきますね。
以下に紹介するのは、私のオリジナルの意見です。
言葉の背後には、「ある種の思い/願い」が存在していますよね。
例えば、
・病気を治したい
・お金持ちになりたい
・出世したい
・現状から抜け出したい
などなど…。
でも、こう言った思いを実現するために「言葉/言霊」を使うのは、先ほども書きましたが、ある意味、ちょっとおかしいかな…と感じているんです。
ですが、ナポレオン・ヒルも「思考は現実化する」と書いているように、自分の考えが自分の人生を作り上げているし、人生にとって思考(考え/思い)はとても重要なんです。
なので、思いさえしっかりとしていれば、言葉/言霊はあまり重要じゃないんじゃないんじゃないかな?
ハンターハンターで例えると
ハンターハンターという漫画に「ネテロ会長」というキャラクターがいます。
このおじさんは、祈りを起点に相手を攻撃することができます。
だから、腕が無くなったら祈ることができない(その結果、攻撃できない)…と思った敵は、ネテロ会長の腕を切り落とすんですよ。
ですが、ネテロ会長の方が一枚上手だった!
「祈りとは、腕の形じゃなくて心の形!」
ということで、腕がなくても、祈りを起点に攻撃をすることができたんです。
これと一緒で、何かを実現したいときに、本当に重要なのは言霊ではなく心の形、だと思います。
もう一度繰り返しますが、思いさえしっかりとしていれば、言葉/言霊はあまり重要じゃないんじゃないんじゃないかな?
大切なのは、心の形なんです。
まとめ
ということで本日の記事は、病気に効く言霊があるか?について、私なりの考えを紹介しました。
スピリチュアルが好きな私ですが、言霊に関しては、意外にも信じていないんですよ…。
冒頭でも書きましたが、言霊って、言葉が話せる人の特権なので、なんとなく不公平な考え方なんですよね。
ですが、この考え方が正しいとは言い切れない部分ももちろんあります。
もしかしたら、言葉の持つ不思議な力を実際に体験して、言霊を信じるかもしれません。
スピリチュアルって、面白いですよね!
コメント